ごほうびをあげることで、
飼い主さんの「よい行動」は増えていきます。
モデル／アロ 写真提供／飼い主さん
たとえばお出かけして楽しく遊んだ後、
かわいい顔をしてあげると、
飼い主さんは
「またお出かけしたい」と思います。
愛犬の笑顔というごほうびが
もっとほしくなるからです。
反対に、飼い主さんに
ごほうびをあげないことで
「してほしくない行動」を
減らせるはずなのですが、
柴犬の飼い主さんの場合は事情が特殊です。
モデル／チハル 写真提供／飼い主さん
たとえば、イヤなことをされた後、
真顔をしてみせたとします。
愛犬の真顔を見たら、
飼い主さんは「しまった！」と思うはず……
なんて思ったあなたは、
考えが甘い柴犬です。
柴犬の飼い主さんは100％、
「真顔もいいわ～♥」と
うっとりしてしまいます。
モデル／こた 写真提供／飼い主さん
では、目をそらして
ツーンと横を向いたら？
「もう、ツンデレなところが好き～♥」と
喜んでしまいます。
モデル／むぎ 写真提供／飼い主さん
あきれたような顔をしてみせたら？
「いい！ その顔いい！」と
はしゃいでしまいます。
モデル／ちゃこ 写真提供／飼い主さん
もう無視しちゃえ！ と寝たフリをしたら？
「寝顔もか～わ～い～い～♥」と
スマホを向けて激写しはじめます。
つまり、飼い主さんにとって
柴犬の存在そのものがごほうび。
一緒にいる限り、
「ごほうびをあげない」なんてことは不可能なのです。
つまり、シャンプーやワクチンといった
飼い主さんのイヤな行動を減らす方法はない、ということです。
残念ですね。
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