柴犬源氏物語・3

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モテモテの光源氏は、毎日大忙し。

飼い主さんの押す牛車に乗って、
今夜もお目当ての姫の暮らすお屋敷へ向かいます。


物陰から家の中をうかがうと、
そこにいたのは
長じゅばん姿の愛らしい姫!
ああ、なんと魅力的なのでしょう。



光源氏は思わず、
御簾の中に
マズルを突っ込んでしまいました。

ああ、大失敗。
いきなりこんな無作法なことをしたら、
か弱い姫を
おびえさせてしまうに決まっています。

ところがこの姫は、
都でも評判のしっかり者。
お屋敷は、ちゃ~んとセコムしてあります。
庭に忍び込んだ光源氏の様子は
ずっと防犯カメラに映し出されていたのでした。

部屋でモニターをチェックしていた姫は、
御簾の間から光源氏のマズルが見えた瞬間、
大声で叫びました。
「曲者! 出会え! 出会え~!」

姫の声に応えて駆けつけてきたのは
ムチムチしたボディがたまらない、
強そうな武者。
巻尾を上手に使って
大きな太刀を構えています。

どう考えても、
こんな武者にかなうわけがありません。
光源氏にできるのは
ダッシュで逃げることだけでした。

おヒマなら、ぜひ

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