下総の国に、佐倉城という城がありました。
ある夜、お城に盗賊が侵入しました。

写真提供/飼い主さん
いかにも「盗賊で~す」という
服装のせいでしょうか。
侵入者はすぐに見つかり、
誰かが叫びました。
「曲者じゃ、出会え!」

モデル/じぇい 写真提供/飼い主さん
殿様の側近の侍は、
すぐに殿様のところへ駆けつけました。
「殿、刀をお持ちいたしました。
これで盗っ人めを退治してくださりませ」

モデル/ミロ 写真提供/飼い主さん
「おお、ご苦労。
だが、盗っ人退治は現場の侍の仕事であろう。
拙者は、管理職じゃ。
貴殿らが出会え」

モデル/ムク 写真提供/飼い主さん
「いや、その~。
拙者のお役目は見張りでござる。
盗っ人と切り合うのはちょっとどうかな~。
お、そこにる貴殿はどうじゃ?」

モデル/まめ 写真提供/飼い主さん
「ああ、いかん。
拙者は剣の達人なのじゃが、
どうも今日は腰の調子が
今ひとつでござるによって……」

モデル/おこげ 写真提供/飼い主さん
弱虫侍たちがモメている間に、
盗賊はお城の宝を
バッグいっぱいに詰め込んで、
堂々と逃げていきました。

モデル/おもち 写真提供/飼い主さん
この日、財産を奪われたことがきっかけで
佐倉城は力を失い、廃城となりました。
佐倉城にまつわるこの伝説は
「弱虫侍」と呼ばれ、
今でもこの地で語り継がれているんですよ。
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