柴犬源氏物語・7

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輝くように美しい光源氏の評判は
都中に知れ渡っています。

もちろん今夜も、
飼い主さんの押す牛車でお出かけ。

人気者の光源氏の牛車には、
最近ではNICO PETの広告が入っています。
平安時代にも、
商売上手な企業があったのですね。


今日の訪問先は、
都で一番人気の姫の家。
たいへんな美人で、
とにかくモテると評判の女性です。

「どれ、どんな姫かな?」
姫の館に着いた光源氏は
こっそり庭に忍び込み、
御簾のすき間から姫の様子をうかがいました。
すると……



そこにいたのは、
光源氏の想像をはるかに超えた、
とんでもなくさばけた様子の姫。

サングラス越しにちらりとこちらを見ると、
軽くうなずいて
廊下のほうへあごをしゃくりました。
「ああ、あなたが光源氏?
 ふ~ん、まあまあね。
 悪いけど、私とデートしたいなら、
 あっちから入りなおしてくれる?
 ちょっと待たせるかもしれないけどね」



完全に貫禄負けした光源氏は、
わけもわからないまま
言われた通り廊下のほうへ回りました。

なんとそこには、大行列が!
すてきな公達が、
姫とのデートの順番を待って
ずらりと並んでいたのです。


姫のモテっぷりは、
光源氏の数倍、いや数十倍上でした。
「自分がモテるだなんて、
 思い上がりだったのかな……」

上には上がいることを知り、
光源氏は深~く落ち込んだのでした。

おヒマなら、ぜひ

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