輝くように美しい光源氏の評判は
都中に知れ渡っています。

モデル/まりも 写真提供/飼い主さん

モデル/まめ 写真提供/飼い主さん
今日の訪問先は、
都で一番人気の姫の家。
たいへんな美人で、
とにかくモテると評判の女性です。
「どれ、どんな姫かな?」
姫の館に着いた光源氏は
こっそり庭に忍び込み、
御簾のすき間から姫の様子をうかがいました。
すると……

モデル/蘭 写真提供/飼い主さん
そこにいたのは、
光源氏の想像をはるかに超えた、
とんでもなくさばけた様子の姫。
サングラス越しにちらりとこちらを見ると、
軽くうなずいて
廊下のほうへあごをしゃくりました。
「ああ、あなたが光源氏?
ふ~ん、まあまあね。
悪いけど、私とデートしたいなら、
あっちから入りなおしてくれる?
ちょっと待たせるかもしれないけどね」

モデル/はな&もも&ぬいぐるみ
写真提供/飼い主さん
完全に貫禄負けした光源氏は、
わけもわからないまま
言われた通り廊下のほうへ回りました。
なんとそこには、大行列が!
すてきな公達が、
姫とのデートの順番を待って
ずらりと並んでいたのです。

モデル/弥生 写真提供/飼い主さん
姫のモテっぷりは、
光源氏の数倍、いや数十倍上でした。
「自分がモテるだなんて、
思い上がりだったのかな……」
上には上がいることを知り、
光源氏は深~く落ち込んだのでした。
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